【2/26~3/31開催】もうすぐラマダン月!ラマダンバザール@ゲイランセライのレポート
- Miyako Beppu
- 2月28日
- 読了時間: 5分
更新日:3月3日

年に一度、イスラム教徒にとって大切なラマダンの季節が近づいてきました! ラマダンは、信仰を深めたり、家族との絆を強めたりする特別な時期です。
今年のラマダン期間は、2025年3月1日~3月30日。この間、イスラム教徒の方々は「断食」やお祈りを通じて、精神的な修行を行います。
シンガポールでは、この時期に合わせて各地でラマダン関連のイベントが開催され、街全体が活気に包まれます♪ その中でも特に人気なのが、「ゲイランセライ・ラマダンバザール」!
今回実際に行ってきたので、バザールの雰囲気やおすすめグルメをご紹介します!
シンガポールのラマダンって?
シンガポールでは、人口の約15%がイスラム教徒であり、世界のイスラム圏と同じ時期にラマダン(断食月)が行われます。
断食明けのお祝い 「ハリラヤ・プアサ」 は 3月31日 に迎え、シンガポールでは祝日になります。
ラマダン期間中は何をするの?

ラマダン期間中、イスラム教徒の人々は日の出から日没まで飲食を控える「断食」を行い、精神を鍛えたり、貧しい人への共感や思いやりを深めます。
ラマダン中の食事タイム
断食前の食事(スフール):早朝に軽食をとる
断食明けの食事(イフタール):日没後、デーツや水で断食を終え、その後食事をとる
また、ラマダン期間中、各地のモスクでは特別な礼拝(タラウィー)が行われ、祈りを捧げる人々の姿が見られます。
さらに、各地でラマダンバザールが開催されます。伝統的な食べ物を楽しんだり、ラマダン明けのお祝いに向けて洋服を新調したりと、イスラム教徒の方はもちろん、非イスラム教徒も一緒に楽しめるイベントとなっています♪
最大級!ゲイランセライラマダンバザールについて

イスラム教徒が多く住むゲイラン地区で開催されるゲイランセライ ラマダンバザールは、シンガポールで行われるラマダンバザールでも最大規模のものです。今年は、コミュニティセンターのあるウィズマゲイランセライの周辺に4つの特設会場が設置され、500もの屋台や雑貨店が並びます。
開催期間:2025年2月26日(水)~3月31日(月)
営業時間:午前10時~深夜11時59分(3月31日は午前6時まで)
場所:ウィズマゲイランセライ(1 Engku Aman Turn, Singapore 408528)
⚠注意点 ⚠ 公式情報では午前10時オープンとなっていますが、実際に行ってみると 平日は15時ごろから開くお店が多い です。昼間に行くとまだ準備中のことが多いので、平日は夕方ごろに行くのがおすすめ!平日は空いているので、ベビーカーでもゆっくりと会場を回ることができます♪
ゲイランセライ・ラマダンバザールの雰囲気&おすすめグルメ!

会場には、洋服、カーテン、おもちゃ などの雑貨から、ハンバーガーやナシレマ などの西洋&マレー系フードまで、たくさんのお店が並んでいます!活気あるバザールの中で、特にラマダン期間に関係する伝統的なグルメをピックアップしてご紹介します♪
デーツ(ナツメヤシの実)

ラマダン期間中、日没後の最初の食べ物としてよく食べられます。糖分とエネルギー補給にぴったりで、イスラム教の人々にとって感謝や規律を表す意味もあるそうです。
バザールでは量り売りされているので、少しだけ試してみたい人にも◎。自然な甘さで、一粒が大きくて食べ応え抜群! おやつ感覚で楽しめます♪
バンドン(Bandung)

見た目がピンク色で目を引くこの飲み物は、ローズシロップとミルクで作られた甘いドリンク。東南アジアではラマダン期間に飲まれることが多いですが、結婚式などのお祝いの場でも人気だそうです。
実際に飲んでみると、意外とさっぱりしていて飲みやすく、 味は「バラの香りのいちごミルク」のような感じでした。
レマン(Lemang)、レンダン(rendang)、セルンデン(serundeng)

レマン、レンダン、セルンデンはそれぞれ、ラマダン明けのお祝いの日によく食べられる料理です。
レマン(写真左下):バナナの葉を敷いた竹の中で蒸したもち米。ココナッツミルクと塩でほんのり味付けされています。
レンダン(写真左上):牛肉や鶏肉をココナッツミルクとスパイスでじっくり煮込んだ、濃厚でスパイシーなカレーのような料理。
セルンデン(写真右下):すりおろしたココナッツとスパイスを炒って作る、甘じょっぱいふりかけのようなもの。
レマンは意外ともっちりしすぎず、ふんわりした食感なので、小さく切ればお子さんでも食べられそうでした♪ レマンにセルンデンをまぶして食べると、まるでおにぎりのようです。
会場にはカラフルなパンケーキや写真映えするチーズたっぷりのサンドイッチなどもたくさん!でも、レマンを売っていたお店の店主さんいわく、「伝統的なイスラムの食べ物を売っているお店は少なくなってきた」とのこと。
いろんな屋台があって迷ってしまいますが、せっかくならラマダンならではのグルメを味わってみるのもおすすめです。バザールを訪れた際のグルメとして良かったら参考にしてみてくださいね!
【まとめ】シンガポールならではの体験を楽しもう!

さまざまな民族が共存するシンガポール。気軽に行けるフェスティバルやバザールなどを通して、それぞれの文化に触れられるのはシンガポール滞在の醍醐味ですね。
ラマダン期間中は各地でバザールが開催されています。あなたのおすすめのラマダングルメは何ですか?
ぜひコメント欄で教えてくださいね。きっと他のママやパパにも役立つ情報になるはずです!
#体験する
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